たまにはまじめにここ、Osnabrückという町を紹介していきます(=゚ω゚)ノ
日曜日は暇なので、教会のミサに紛れ込んできました~
オスナブリュックの中心部には教会がいくつかあり、
オスナブリュック大聖堂(Dom)、マリア教会(Marienkirche)、
カタリーナ教会(Kathalinenkirche)、ヨハネ教会(Johaniskirche)などがあります。
今回はその中でもっとも大きい大聖堂に行ってきました。
「大聖堂」(ドイツ語だとDom,英語だとCathedral)は単に
規模が大きな教会というだけでなく、
正式には「司教座聖堂」といいます。
その教区を束ねる司教さんがいる教会という意味です。
ヨーロッパでは一つの町にいくつかの教会があることが多いですが、
この大聖堂がその教区の中心となる教会です。
この写真だけ曇りの日にとったので色が悪いです;
12世紀初頭からの建物で、ロマネスクとゴシックという
二つの様式が融合しています。
内陣。
写真だとステンドグラスが綺麗に映らなくて残念~
幾何学的な模様で、ビーズや万華鏡みたいで
めちゃくちゃきれいです。
教会はふつう、基本的に自由に入れますが、
(超観光地だと入場料とられることもありますが;)
日曜日に行くとミサをやっていることがあります。
興味があれば参加してみるのも面白いですよ。
信者でもないしちょっと気が引けるなあ…という場合も、
席に着かなくても自由に見学できます。
ただし教会はあくまでも信者の祈りの場なので、
ミサ中におしゃべりをしたりバシャバシャ写真を撮るのはマナー違反です。
パリのノートルダムみたいな大規模な観光地だと
ミサ中なのにフラッシュ焚きまくりで写真撮ってる人がたくさんいますが、
あれほんと最悪です。神聖な雰囲気ぶち壊し!!
特に壁画や絵画などは強い光をあてると退色してしまうので、
写真撮影が許可されている教会や美術館でも
フラッシュはたいてはいけません。
ゴシック建築と言えばステンドグラスですが、
二次大戦の爆撃によって、ドイツの教会の大部分には
ほとんど建築当時のステンドグラスは残っていません。
オスナブリュックも例外ではなく、
この聖堂もステンドグラスは新しいものだと思います。
幾何学的な模様が本当にきれいです。
ドイツのゴシック聖堂は、破壊された部分を
のちに透明なガラスを入れて補修しているところが多く、
聖堂内全体が明るくて開放的な印象です。
ただ、やっぱり建設当時のステンドグラスの、
あの薄暗い中に光が差し込む神秘的な雰囲気にはかなわないかな~。
奇跡的に建設当時のステンドグラスが残っている
ストラスブールやシャルトルの聖堂は本当に鳥肌が立つほどきれいです。
バラ窓。
色が飛んじゃって残念;
パイプオルガンの演奏も聞けてラッキーでした♪
私は神父さん萌えなので、教会で聖職者の方が見られると
だいぶテンションあがります(笑)
小説家であり美術史家でもあったユイスマンスは、
ステンドグラスのことを
「人間が枠をつくり、神がそこに命(光)を差し入れることによって
初めて完成する、人間と神が一体化する神秘芸術」
と言っています。
ちなみにステンドグラスは西日で最も美しく輝きます。
ゴシック様式の教会を訪れるのは、
よく晴れた日の午後がおすすめです。
おまけ
大聖堂の隣にある学校の前に貼ってあった動物の絵…
たぶん生徒たちが制作したものだと思いますが、
こういうシュールなセンスが最高w