ニコル先生と東大の発掘現場見学に行ってきました。
東大では、新しい建物を建てる際にその敷地の下を発掘調査するんだそうで、
埋蔵文化財研究室が発掘を行っています。
今回は研究室の堀内秀樹助教授にご協力いただいて
実際の発掘現場の様子を見学させていただきました。
相変わらずニコル先生の土器萌えトーク、すごいです。
彼女は本当に日本人以上に日本を愛している……
東大の、生物学研究室の隣にある明治天皇の遺跡。
なんとこれ、明治天皇のトイレなんだそうですw
(当然、隣に置かれている説明書きにはそんなこと書いてませんでしたw)
明治天皇は様式のトイレしか使わず、
この設備もかなりモダンなものだったそうです。
発掘現場~
弥生門の方にある発掘現場。
外から見ると単なる工事現場にしか見えないのですが、
中に入ると大勢の研究員の方々が作業してらっしゃいました。
このレンガ造りの建物は、
関東大震災で倒壊してしまった旧帝国大学の建物の基礎だそうです。
こちらは江戸時代の、加賀藩の敷地内の長屋にあった
ゴミ捨て場の跡だそうです。
よく見ると貝殻や陶器の破片などが地層になってるのがわかります。
小学校のころ社会科で教わった関東ローム層の土を
実際に触らせていただいたのですが、
火山灰でできてるだけあって、粘土のような
ねっとりした粒子の細かい土でした。
酸性土なので人骨や木といったものは溶けてしまい
この地層からは見つけることが出来ないんだそうです。
ちなみにこの長屋は参勤交代の際に
加賀藩の中でも比較的身分の低いお侍さんたちが
江戸に単身赴任で連れてこられて入れられるタコ部屋だったらしく、
宴会ばっかりしていたみたいでお酒のとっくりや貝殻や魚の骨、
ばくちに使ったお椀やサイコロ、古銭などが大量に出土していました。
江戸と言うと清潔でエコな都市だった、と思われているけど
これだけ壊れてもいない食器が大量に捨てられているのを見ると、
結構みんな適当に捨てていたんじゃないか、と堀内先生w
最後に、今回大変お世話になったニコル先生に
一同からおススメ漫画のプレゼントw
私たちからは『オッス!トン子ちゃん』を贈呈。
ニコル先生は本当に日本の漫画が大好きで、
実は例の大英博物館日本文化展示室に
『聖★お兄さん』を展示した当人でもあります。
(本人にネットで話題になってましたよ!と教えたらびっくりしてましたw)
みんなからのプレゼント、めちゃくちゃ喜んでもらえました。
■おまけ
佐倉の歴史民俗博物館で買った遮光土器キューピー。
おかんに「あんたのでかい尻、遮光器土偶みたい」と言われて
つい買ってしまったものですが
ニコル先生に見せたらバカウケでしたw