log

冬のお菓子

12 23 *2011 | ■オスナブリュック留学::日常

もうすぐクリスマスですね~
ドイツではクリスマスは家族と過ごし、
大晦日~新年は友人たちとパーティーをします。
日本とはまるっきり正反対ですね。

冬の風物詩であるクリスマスマーケットも、
日本でいう年末年始の神社やお寺の縁日のようなものでしょうか。
ドイツではクリスマスイブが一番大切なんだそうで
クリスマスマーケットも24日のお昼ぐらいで終わり、24日の夜は家族で過ごすため
ほとんどのお店が閉まってしまいます


マーケットで見かけた木の飾り屋さん

ファイル 37-2.jpg

クリスマスにはこれを家の前に飾るんだそうです
日本の門松とか節分の柊的な感じかな?
なんていう種類の木か聞いたんだけど忘れちゃった…(だめじゃん)
よく見ると緑色の小さな実がついてて可愛いんです


クリスマスマーケットというとGlühweinが有名ですが
Metというハニーワインも人気があります。
グリューヴァインは赤ワインにオレンジやスパイスを入れて温めたものですが、
メットははちみつのホット白ワインです。
グリューヴァインはその年ごとにデザインが変わるマグカップに入れて飲みますが
メットはヴァイキング時代の伝統で、水牛の角に入れて飲むそうで…

個人的にはメットは甘すぎて悪酔いするので、グリューヴァインのほうが好き。
さすがにドイツ人もクリスマスマーケットではビールではなくあたたかいお酒を飲んでいます。
日本の甘酒みたいなもんでしょうね。

どうでもいい話だけど、グリューヴァインを頼むと
だいたいカップになみなみついでくれるので、
歩きながら飲もうとするとこぼして服を汚すのは私だけじゃないはず…!!

ファイル 37-1.jpg

タコ焼きみたいな鉄板で焼くパンケーキ。これも名前忘れた;
ベビーカステラみたいな感じ?
好みのリキュールとかシロップをかけて食べるみたいです
友達にちょっともらって食べたけどなんか中が生焼けでおいしくなかっ…た…(´д`)
たまたまその時ちゃんと焼けてなかったのか、それともそういうものなのか…

屋台のお菓子ではMutzenという、小さいパンを油で揚げて粉砂糖をかけたお菓子がお気に入りです
Mützen(帽子)ではなくMutzen…
Mutzを辞書で調べると猫とかペットとかバカとか(笑)出てくるんだけどどういう意味なんだろう…
形は長方形で膨らんでて、なんか枕みたいな形です
美味しいけど絶対カロリーヤバい!


Knopfchenという、サーターアンダギーみたいな丸いドーナツも冬のお菓子で有名みたいです
名前のとおり、小さいゲンコツのような形で
色々バリエーションがあるみたいだけど私が食べたのは中にレーズンが入ってて、
甘酸っぱくて中がモチモチしてておいしかった!
ただこれもカロリーが(ry


日本でドイツのお菓子と言えばBaumkuchenですが、
バウムクーヘンは基本的にクリスマスの時にしか食べないみたいで、
しかも日本人のイメージほどドイツでは定番というわけではないみたいです。
お店でもおいてるところが少ないし、友達のドイツ人も食べたことないって言ってた…
ネットで評判を見る限り、ドイツのはパサパサしてて、
日本のバウムクーヘンのほうがおいしいみたいです(笑)


ドイツではバウムクーヘンよりもStollenのほうが一般的みたいで、
こちらはシーズンになると、どこのスーパーでもお菓子屋さんでも見かけます
シュトレンはドライフルーツを入れたでかいパウンドケーキに粉砂糖をまぶしたみたいな代物で、
とても日持ちし、寝かせたほうがおいしくなるので
少しずつ切って食べながらクリスマスを待つんだとか。
発祥はドレスデンとされています。

日本人のクリスマスケーキのイメージからするととても地味なんですが
(基本ドイツのお菓子って地味だよね)
冷戦時代、物が自由に手に入らなかった東ドイツでは
お母さんたちはクリスマスに備えて、一年かけて少しずつフルーツなどを集めてシュトレンを作ったんだそうです
それくらい東ドイツの人々にとっては、シュトレンはクリスマスに欠かせないものらしいです


ファイル 37-3.jpg

ネズミのケーキ…
その名もモイゼタルト…ってそのまんますぎる!

個人的に食べ物にネズミって…(´・ω・`)と思うんだけど
ドイツではなぜかネズミの形(しかも妙に生々しい)をしたお菓子が結構ある。

ファイル 37-4.jpg

マシュマロでできた…顔…
イースターの時もこんな感じの全く可愛くないウサギが量産されてた(´・ω・`)
日本に比べると、ドイツのこの手のお菓子は全体的にクオリティが微妙です…
というかまず食欲がわかNEEEEEEEEEEEEEEE
日本のコレとかコレとか見習えよ!!!




そんなわけでほとんどの学生が帰省してしまったのでとても寂しいです(´・ω・`)

当初はクリスマスはパリでトマスと過ごす予定だったのですが
トマスのおばあちゃん(97)がいつ天国に旅立ってもおかしくない状態らしく、
帰省命令が出てしまったためぼっち確定(´・ω・`)

ひとりでオスナに残ってても寂しいので、
クリスマスはドレスデンとベルリンに行ってきます。
ドレスデン・新即物主義展 この展覧会が何としてでも見たいんだー
1月8日までなのでこれがラストチャンス。

24日はさすがに美術館もお休みですが、
なんとこのアルベルティーヌムは25日は通常営業らしいので、行ってくるぜ!
24日の午前中は綺麗だと評判の、ドレスデンのクリスマスマーケットに行ってみようと思ってます。

クリスマスの時期なんて、ドイツ人は誰も旅行してないだろうと高をくくっていたら
意外とホテルがいっぱいだったんだぜ…
観光客とか意外といるのかな。
何にせよ楽しみでござる!
友人にクリスマスプレゼントもらったので、クリスマス当日に開けるのも楽しみです(´∀`)




にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

02:46

trackback

この記事のトラックバックURL

trackback