そごう美術館の「三代徳田八十吉 回顧展」に行ってきました。
というのも、現在集中講義で
大英博物館で日本文化担当学芸員の
ニコラ・ルマニエール先生の授業をとってまして、
先生が今回の展覧会で英訳担当をされていたので
その関係で美術史のゼミメンバーと共に一緒に
見学させていただきました。
横浜のそごうデパートの中にある展示室で、
このたびめて行ったのですが、
となりにあるカフェで今回の九谷焼展とコラボして
食器に九谷焼を使ったケーキセットがありました!!(*´∀`)
今回の展覧会を企画された朝日新聞社の文化事業部の方々と、
先生を囲んでみんなでお茶会してきました。
見えますか?
手前がえびで、奥がカニ柄!!
可愛い~~~!!!と一同大興奮wwww
私のお皿はシンプルで可愛らしいお皿でした
深紅のチェリータルトに九谷焼らしい色遣いが映えてます
展覧会はもうすご~~~~~~~~~くよかったです!!!
実は私はそれほど焼き物に詳しくなかったのですが、
三代八十吉さんの作品はもう、
焼き物と思えないほど本当に色が綺麗で……
九谷焼伝統の5色の中から青・紫・緑・黄を使っているのですが
それらの色が溶け合って、オーロラとか宇宙のような感じでした。
表面のガラス質の中にひびのような模様が出るのですが、
それがモザイクや宝石のようにキラキラしていて、
みていると引きこまれそうになるし、何時間見ていても飽きないです。
釉薬を調合して色を作っていくのですが、
私はてっきりデザイン通りに絵付けして作品ができるのかと思っていたら
焼く時間を延ばすことで釉薬が溶けて偶然の模様を作りだすんだそうです。
三代目八十吉さんはそれを「神が、炎が作ってくれた」と言っていましたが、
こんな美しい色を作れる八十吉さんあなたが神か……!!!!って感じでしたよ。
あと個人的な興味ですが、
展示の中に八十吉さんのインタビュー映像があったんですが、
お祖父さんの初代八十吉さんの着物の着こなしが
しゃきっとしていてものすごく粋でかっこよかったです。
白黒写真でぼけてるんだけど、あの時代の方たちは
本当に着物が肌の一部のように馴染んでて…
本当に観に行ってよかった!
ミュージアムショップも充実していて、
特に猫の図柄のハガキやグッズが多くてついつい買ってしまいました。
ついでに朝日新聞社が主催のミッフィー生誕55周年記念展の
図版を衝動買いしてしまいました。
版型がミッフィーの絵本と同じ正方形で、
装丁がものすごく可愛い!
小口も黄色で染められてて本当に可愛いです~
裏と表のこの絵柄のバランスも最高!
ミッフィーが万引きする話とか、
原語のオランダ語では文章も韻を踏んでいるとか
そーだったんだ!って話が多くて、
図版も豊富だしこれも買ってよかった~
最近歳のせいか、ミッフィーがお父さんと動物園や海に行く話を読むだけで
なんだかじーんとして泣けてしまうw
オスナブリュックはオランダに近いので、
ユトレヒトは留学中に絶対に行こうと思います。