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2022.02.28 サン・モリッツのスノーポロ観戦者の手首には

ウォッチャーたちのウォッチを見る。

サッカーに馬を加えればポロになる。雪が降ればスノーポロに。壮大な景色と少しの運を味方につければ、スイスのサン・モリッツで開催されるスノーポロを見に行ける。スーパーコピー時計世界中から選りすぐりのライダーが集まり、サンモリッツの凍った湖の上で3日間、馬術を駆使し激しい戦いを繰り広げるのだ。そしてとりわけ冷たいシャンパンも待っている。グラスを片手に木製のバリアーに寄りかかって、ライダーが通過していくのをながめる。オリンピックレベルのピープルウォッチングでもあるのだ。

スノーポロは紳士のスポーツであり、午前10時前に開始されることはない。早起きした人、あるいはまだ起きている人は、トボガンランで時速70〜140kmで垂直に近い3/4マイルを滑走するライダーを見ることができる。アマチュアライダーは致命的なカーブをいかに走り抜けるか、ベテランライダーはゴールまでのタイムを数秒でも縮めることができるかどうかにしのぎを削る。

英国軍の様々な部隊がクレスタ・ランを疾走するなか、クラブハウスからウスキ・ムースという女性が、300人に1人のSMTC(サンモリッツ・トボガニング・クラブ)会員専用腕時計をつけて見守っている。SMTCの中心人物である彼女は、ベテランライダーでもあり、クラブの仲間からは「ムース」と呼ばれ親しまれている。

サン・モリッツの凍った湖に戻ろう。スノーポロ選手権は、アゼルバイジャンとクリニーク・ラ・プレリーの決勝戦にまで絞られたが、アゼルバイジャンのラプラセット兄弟がフィールドとスコアボードの両方を支配した。そして5.5点差をつけ、優勝を果たした。ワールド・ポロ・リーグを代表してガンジ・ファミリーから贈られた年間MVP賞、パシャ ドゥ カルティエが、ザック・ワイス氏からラウル・ラプラセット選手に手渡された。


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