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ブレーメンに行ってきたのだよ・観光編

05 08 *2011 | ■旅行

昨日の日記に引き続き、ブレーメン旅行記です~


ブレーメンは「ブレーメンの音楽隊」という童話で
世界的に有名らしく、ロマンティック街道と言われる
ドイツの主要な観光スポット巡りの目玉となっていて、
観光客もたくさんいました。
でも町自体は小さく、観光の目玉も旧市街に固まっているので
一日あれば十分回れる広さです。

私は最初オスナブリュックから電車で行ったとき、
そろそろ中央駅に着くころの時間になっても
あまりに窓から見える景色が田舎なので
本当にブレーメンに着くんだろうか…と不安になりましたw
実際、着いてみたら本当に何にもない田園風景に
駅の周りだけ唐突に高層ビルとかあって不思議な感じでした。

ファイル 25-1.jpg

中央駅から旧市街へ歩いていく途中に
お出迎えしてくれるのがこの豚飼いの像。
よく見ると豚さん優しい目をしててが可愛い~v

もともと気候が厳しく農業に向いてないドイツでは、
豚は捨てるところがないくらいとても大切な家畜で、
幸運や金運の象徴で縁起物になっています。

ファイル 25-2.jpg

有名なブレーメンの音楽隊の像。

この像に触るとまたドイツに戻ってこられるという
ジンクスがあるらしく、
みんなここで像に触りながら写真を撮るので
ロバの足や鼻がつるっつるになってますw
そして猫がびっくりするほどかわいくないというか、
もはや猫じゃない!!!妖怪か!!!


「ブレーメンの音楽隊」って、
このロバ・犬・猫・にわとりの四匹の動物は有名ですが、
そういえばどんな話だっけな~と思ってたら
ブレーメンのお土産屋さんになんと日本語の絵本が置いてあったので
ちょっと内容を確認してみました。

「ブレーメンの音楽隊あらすじ」


あるところに、荷物運びのロバがいた。
ロバはずっと飼い主の荷物を運ぶ仕事をしていたが、
年を取って働けなくなると追い出されてしまう。

「これからは自由の身だ。
そうだ、自分は前から音楽家になりたいと思っていたんだ。
ブレーメンへ行って余生を音楽家として楽しく暮らそう!」
ロバはそう一念発起して、ブレーメンへと向かうことにする。

道中、同じように年を取って仕事を失った
犬、猫、にわとりと出会い、
四匹はみんなでブレーメンで音楽隊をやろうと
一緒に旅をすることになる。

そろそろ休みたいな~と思っていたところに民家発見。
しかしそれは泥棒たちのアジトだった。
四匹は知恵を絞り、ロバの上に犬、犬の上に猫、猫の上ににわとりを乗せて
暗闇の中で巨大な怪物のふりをして泥棒たちを脅かし、追い出す。

見事家の乗っ取りに成功した四匹は、
その家が気に入り、ブレーメンへは行かずに
その家で仲良く音楽をやりながら幸せに暮らしました。
めでたしめでたし




こんな話でした。

みなさん覚えてました?

私は改めてこんな話だったのか~!とびっくりしました。
あの四匹が合体するシーンは有名だけど、
「今まで人間に尽くしてきたのに働けなくなって追い出された」とか、
何のかかわりもない泥棒たちの家を勝手にのっとってしまうとか、
今読むと結構ひどい話じゃないかw
まあハッピーエンドだったからいいのか?w

まあおとぎ話なのでいろいろ細かいバリエーションはあると思いますが、
それにしてもなぜこの話が世界的に有名なんでしょうね~?
私も子供のころに絵本かなんかで読んだのかなあ。

ちなみにこの像のすぐとなりにあるリープフラウエン教会には
日本語の解説も置いてあったので、日本人もたくさん訪れるんでしょうね。
日本人てなんか童話やメルヘン系に弱いよねw
「フランダースの犬」もベルギーを訪れる日本人観光客が増えたから
ベルギー本国でも有名になったらしいもんね。
(ちなみに本国でのネロやパトラッシュの絵は全然可愛くない)





旧市街の中心にある聖ペトリ大聖堂。
ヴォールトの装飾が繊細でめちゃくちゃ綺麗です。
このようにヴォールトで複雑な模様を作るのは
宗教改革後のプロテスタント教会の特色だと授業でやった気がするんですが
私のドイツ語力ではいまいち確証がありません(ダメじゃんw)

ちょうどイースターの時期だったのでいろいろな
たまごの工芸品が飾られていました。
上は蝋で描いたもの、下は染色したたまごに
ニードルで繊細な文様を彫ったもの。
制作風景の写真とかも飾ってあったんだけど
おばあちゃんとかが作ってて、
日本の伝統工芸みたいな感じなんでしょうね。

そしてこの教会のあるマルクト広場の反対側に、
Paula Modersohn Becker Museumという美術館があります。

入り口は狭いけど中は結構広く、
16世紀ごろの美術と、パウラ・モーダーゾーン・ベッカーという
表現主義の女性画家の二本立ての構成になってます。

地味ですがクラナッハやショーンガウアーの作品もあり、
正直これらの作品だけでも入場料の価値があると思った。
個人的にはすごくおススメの美術館。



ファイル 25-3.jpg

中央駅の反対側ではイースターの遊園地が来ていました。

ファイル 25-5.jpg

いろんな国の言葉で「アイスクリーム」と書いてあるアイス屋さん。
よく見ると‥‥

ファイル 25-4.jpg

フイス‥‥?

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