さて、航空券を用意し、無事にビザがもらえたら今度は住む場所の確保です。
ネットで検索すると、やっぱり外国で自力で探すのはなかなか大変そう…
とビビりながら色々調べました。
1:まず、どういうスタイルの家を探すか?
以前留学していた時は大学の学生寮(Studentenwhonheim)に入ったので特に自分で何か手続きをするという事はなかったけど、
今回は自分で何もかもを決めないといけない。
今回は学生ではないので、独り暮らしか?ルームシェア(WG)か?という二択になります。
私ははじめからルームシェアに絞りました。
理由はまずシェアのほうが安いこと、語学の練習になること、
以前留学していた時に学生寮で4人で1フロアのシェアだったので外国人とのルームシェアの雰囲気はある程度わかっていたこと、
外国でいきなりひとりでなにもかもやるのは不安なので同居人がいたほうが安心できること、
私のようなヒキコモリ気質の人間は一人暮らししたら本当に誰ともしゃべらずに引きこもってしまう可能性があること……などなどw
コミュ障だからこそ、あえて他人と同居する方針でいきましたw
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2:どうやって探すか?
方針が決まったら、実際にどのように物件を探すか?ということになります。
A:仲介業者に頼む
有名なのは、ユーロエステート、
ジャパンコンサルティングあたりでしょうか。
私も最初にこの二つにメールでいくつか空き物件の候補を揚げてもらうようお願いしたのですが、
ユーロエステートはちょっと仲介手数料が高い(半年契約で700ユーロ~)のと、
微妙にレスポンスが悪くてメールがちゃんと送れているのか不安だったりしたので
こちらも検討しつつ平行して自力で探すことに。
ジャパンコンサルティングさんは申込書に記入してください、と返信が来たのですが
メールにその申込書の添付もなく、申込書のフォーマットがHPのどこにあるのかもわからなかったので面倒になってここはやめました。
B:自力で探す
仲介業者に頼らずに自力で探せば、手数料はかかりません。
(もちろんその分すべてを自分で手配しなければならないので、ある程度英語かドイツ語ができる必要があります)
インターネットでルームシェアを探すために便利なサイトがいくつかあります。
私が今回使ったのはWG-Gesuchtです。
最初はドイツ掲示板やあっとベルリンとかで日本人とのシェアも検討したのですが、
いくつかコンタクトをとってみて
「……日本人て細かくてめんどくさいな……」と思って(笑)
日本人とのシェアはやめました。
だって日本人と住むんだったら日本でいいし、
せっかくベルリンにいるなら外国人と住んでみたかったので。
WG-GesuchtはドイツでWGのシェアメイトを探す一番有名なサイトで、
部屋を探している都市と家賃予算の上限を入力し、Angebot(売り出し記事)を選ぶと募集の記事が一覧で表示されます。
右上のドイツ国旗のマークをクリックすると英語表示に切り替えられます。
アイコンでWGの人数、性別、エリア、家賃、いつからいつまで部屋が空くのかが表示されます。
クリックすると詳しい家賃の内訳、シェアメイトの年齢や職業などのプロフィール、周囲の環境なんかが書かれています。
ここから自分の条件に合う募集に片っ端から応募してもいいのですが、
ハッキリ言ってこれはすごく効率が悪いです。
というのも、このサイトに募集記事を出すとものすごい数の問い合わせが来るので
メールを出しても返事が来ない、すでに決まってしまったゴメンね、というパターンがとても多いからです。
だいたい5件に1件返信があるかないかという感じです。
そこで裏ワザ(と言うほどでもないですが…)があります。
C:自分で募集を出す
上記のWG-Gesuchtで、自分で募集をかけるのです。
募集記事を見て応募し、その中から選ばれるのを待つよりも、
自分で募集をして応募してきた人を選ぶ立場になったほうが効率がいいです。
向こうはすでにこちらの情報を見たうえで、シェアしたいと思ってコンタクトを取ってくるわけですから。
気に入らなければ断ってもいいんです、選択権は自分にあります。
それからこれは自分で広告を出してみてわかったことですが
WGの空きがあってシェアメイトを探している人も、
募集記事を出すと大量の応募メールが来るので誰を選んでいいのかわからない、
だったら自分から募集をかけている人でよさそうな人にコンタクトを取ったほうが楽、と思う人も少なくないみたいです。
つまり、自分から募集をかけて自分が選ぶ方が、倍率も低く決まりやすいのです。
英語かドイツ語がある程度できればそれほど難しくないです。
画面右上のregistrierenからユーザー登録をし、ログインして右上の「Anzeige inserieren」(記事を掲載する)をクリックします。
「Gesuch」(探しています)を選んで必要事項に記入すればOK。
このサイトは流れが速いので、基本的に広告を出してから1~2日が勝負です。
そこから連絡が来て、じゃあ部屋見に行ってもいい?となり、だいたい数日で決まってしまいます。
なので応募メールをするor広告を出すタイミングとしてはドイツに行く数日前~ドイツに到着してから、
そこから実際に内見のアポを取って部屋を見に行って決めるという感じになります。
ポイントとしては
・日本人であることをアピールする:幸いなことに日本人は大人しくて綺麗好きというイメージがあるため、外国人の中でもわりと受けがいいです。
日本人であることをアピールして損はないです。
・自分の年齢を明記する:WGって若い人のものだと思いがちですが、意外と30代~50代くらいの社会人WGの募集もあります。
そういう人たちはむしろ学生や若すぎる子よりも、ある程度大人で落ち着いた人を探しています。
実際、「あんまり若い子はちょっとね…あるていど社会人経験のあるあなたくらいの年齢がいいの」と言う理由で
30代半ばくらいの女性からいくつかオファーがきました。
この歳でシェアって大丈夫?と思っているアラサーの方、心配しなくて大丈夫です。むしろ静かな人を探している人が多いです。
募集記事でもKEINE Party Leute(パリピお断り)という文言を結構見ましたw
・動物好き、ベジタリアンなどライフスタイルに関わることはアピールすべし:ベルリンはベジタリアン・ビーガンの人が結構多く、WGの募集でもよく見かけます。
またペットを飼っている人も多いため、動物好きならこれもアピールするといいです。
私は日本で猫を飼っていて、動物好きなのでペットを飼っている人ならより歓迎!と書いたところ、
いくつかオファーをもらい、最終的にその中で犬を飼っている子の家に決まりました。
・照れずに顔写真を載せる:これ、私も最初は抵抗があったのですが、あるのとないのとでは反応が全然違います。
恥ずかしがらずによく撮れている写真を載せましょう!私は日本のオクトーバーフェストでディアンドル着てる写真を載せたらウケましたw
外国人は結構みんな抵抗なく自撮り写真載せてますよね…
まあ一週間くらいで記事を削除してしまえば大丈夫です。
ただし日本人の女の子狙いのあやしい男もいなくもないので、そこだけは気を付けてください!
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そんな感じで、私は最終的に自分で募集記事を出してメールしてきてくれたドイツ人の女の子の部屋に決めました。
自分から応募したメールは50通くらい出したかな~
その中で返信が来たのは10通くらい。
自分が募集をかけて連絡が来たのも10通くらいで
その中から家賃や入居時期など、条件に合うところを見せてもらって
内見は7件くらい行ったかな。
日本からドイツに着いてから最初の数日はホテルを予約していて、その数日はとにかく一日に複数アポを入れて内見に行きまくりました。
私は内見にいってから3日くらいで決まったので結構スムーズに行った方だと思います。
内見は絶対に行って、周囲の環境やシェア相手と実際に話したほうがいいです。
実際に行ってみたらやたら駅から遠かったり、この人と住むのはちょっとなあ…って感じだったりいろいろなので…やっぱりメールだけじゃわからないです。
自分で全部手配して、知らない外国人の部屋に突撃していくというのは結構大変ですが、
色々な人の実際に生活している部屋を見るめったにないチャンスだったのでいい経験になりました。
もう最初は家が決まらず路頭に迷ったらどうしようかと不安で不安で(笑)とりあえず部屋が決まって一安心です!
住むところがあるって本当に素晴らしい~~~(笑)